当科の概要

当科はC型肝炎ウイルス感染者が多い地域特性から、主にウイルス性肝炎患者さんの診療をしています。最近は飲み薬の服用で副作用も無く殆ど完治しますが、受診者の５％は既に肝臓癌をお持ちです。更に３％の患者さんでその他の癌が見つかりますので、肝臓を通して全身を見させていただいています。また、脂肪肝からの肝硬変、肝臓癌も増えてまいりましたので、肥満・メタボリック症候群の患者さんの診察にも力を入れています。

当科の診療内容

当科では肝炎ウイルスによる慢性肝炎・肝硬変患者の抗ウイルス療法（肝炎ウイルスを消す治療）を積極的に導入しています。肝硬変の進んだ患者さんであっても薬物療法等で肝臓の状態を改善させてからの治療は可能で、治療後には肝硬変が改善していきます。また、肝臓癌患者さんの治療後にも、肝臓癌再発抑制のために遅滞無く抗ウイルス療法を施行しています。既に120名以上の患者さんが当科で完治しました。インターフェロン使用当時は70％の治癒率でしたが、第一世代の飲み薬のみの治療では83％、現時点の治療法での完治率は98.5％となっています。当科では常に最新の治療薬を県内最速で導入していますので、肝硬変の無い患者さんは8週間の治療で完治しています。尚、薬物療法以外の治療（手術等）が必要な場合は、信頼出来る施設に紹介をしています。

担当医より
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